こんにちは。
魂のメンター、媛厘子です。
逃げる力がないって、ほんとに悲しい。
逃げるが勝ち。
まさにそのとおり。
こんなめいゼリフ、
一体誰が作ったのかな。
でも逃げる力がない時って、
どうしたらいいんだろう・・・
ある日突然、
私と妹の父親になった人のことを、
心の底から
嫌いだった理由はいくつもある。
しつけとして守らせる、
異常なほどに厳しい門限、
威圧的な態度、
怒る時は決まって必ず手が出る、
容赦なくゲンコツで頭を殴る、
物がとんでくる、
嫌がっていることを無理矢理させる。
酔って暴れる実の父も
好きじゃなかったけど、
何事も力でねじふせる養父も
ホントに嫌いだった。
そもそもが、
どれだけエラそうなこと言っても、
母に隠れて
子供を虐待してるようなやつを、
好きになんてなれるはずがない。
本音を言えば、
心の底から
今すぐ死んでくれって思ってた。
私の目の前からいなくなれ!
いつも呪文みたいに唱えてた。
早く、大人になりたかった。
同じ家の中に
顔を見ることもいやな人間が
一緒に住んでいるストレス。
それを、外側に出すこともできず、
良い子を演じ続けるストレス。
1日も早く、自分で自立できることを
小学生の頃から真剣に考えていた。
普通なら、この平和な日本なら、
小学生なんて親の庇護の下、
遊んだり勉強したり、
本来であれば自分の命や存在を
脅かされることなんて
有り得ない環境で
生きているはずの年齢。
そんな頃に自殺や自立を考えるって、
やはり普通じゃない。
毎日、
大好きな友達や家族に囲まれて
学校で勉強したり遊んだり、
塾や習い事も楽しそうにしてる。
そういった
普通の家庭や環境の子供とは
かけ離れた状況で生きていた私は、
余裕など全くなく、
つねに日々日々が必死だった。
こうして当時のことを思い出すと、
毎日、どれだけドキドキしながら
生活していたのかって
情景が蘇ってくるだけでドキドキしてくる。
子供って、逃げ場がない。
家と学校の往復しか
基本的には自分の生活の場がない。
そのどっちか片方の環境が
しんどくても地獄みたいなのに、
私の場合は、家も学校も
地獄だったっていうことは、
もう自分を麻痺させるしかなかった。
何も感じないようにするために、
多重人格になってしまう人の気持ちが
よくわかる。
1年前の冬、札幌のとある
児童養護施設の子供達に、
ラーメンを食べてもらおうという
ボランティア活動に参加した時、
初めて、親と離れて
施設で生活している子供達と
実際に触れ合った。
その時に、痛烈に感じたことがある・・・
施設で生活しているということは、
親からの愛情に飢えていると思うし、
実際、とても淋しいだろうと思う。
施設での生活は、
お父さんとお母さんがいるような
普通の家庭での生活とは
ほど遠いかもしれないけど、
この子たちは少なくともたった今、
命をおびやかされたり
虐待の目にあったり、
無関心という無愛情の環境に
身を置かれることはない。
それだけでもあのころの私と比べたら、
幸せじゃないかなと。
当時の私なら、喜んで施設に入ったと思う。
むしろ、
そういった逃げ場が欲しかった・・・
こんなこと言ったら、
施設で生活してきた人に
怒られちゃうかもしれない。
施設での生活の実際の大変さも知らないで、
こういうことを言うのは
ナンセンスかもしれないけど、
でも、にせものの偽善の家族の中で
生きるくらいなら、
愛情を持って接してくれる先生や大人、
決して独占はできないけど、
そんな先生や大人と接している方が、
よほど幸せな気がするのは
私だけだろうか・・・
この思いが語弊なく伝わることを
願いながら・・・・
こんなことも、
自分の父親がもし酒乱でさえ
なかったら、
きっと考えることもなかったこと、
きっと見ることもなかった世界、
きっと知ろうともしなかった世界。
子供が親から受ける影響、
その先に続く負の連鎖、
多くの人に知って欲しいと強く思う。
子供は親にされたことで、
とても長い時間、苦しむもの。
そういう私も
我が子を泣かせてしまう、負の連鎖を
自分の生で終わらせることが
できなかった。
だから本当はそんなにえらそうなことは
言えないとわかっているけれど、
子供の環境は親がつくるもの。
強制的な側面は一切必要ない。
苦しみながら生きている子供たちが、
命を落としてしまう子供が、
1人でも減ることを願い続ける。
今日も、
最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
全ては在るがまま、
あなたの存在も
在るがまま。
それだけで、
オールOK!!!
今日もたくさんの愛が
あなたの上にあふれています。
明日は・・・
子供が幼い時に、
本能的に習得すること
について、
ちょっと詳しくお話します。