1-16 世の中を変えたい

 

 

こんにちは。

魂のメンター、媛厘子です。

 

 

生々しい、

痛い話が続きますが・・・

 

ぜひ、実態を知ってください。

 

 

 

 

ひっくり返って昼寝するネコ

 

 

 

 

中学生になった私は、

それよりも増して

養父を避けるようになっていた。

 

養父が近づいてくるだけでもいや。

同じ部屋の空気を吸うのもいや。

 

話すこともいやだし、

一緒に食事をすることすら、

苦痛でしかなかった。

 

 

相変わらず養父はしつけには厳しく、

特に門限に関しては

異常なくらいの厳しさだった。

 

私が中学生になってからの門限は

夕方4時。

 

養父は、朝3時頃には

出掛ける仕事をしていたから、

普通の会社員に比べて

帰宅がとても早い。

 

門限の頃の時間には、

すでに帰宅していることも

多かったし、

 

日曜日も夕方早い時間から

晩酌をしていることが多かった。

 

 

 

 

ある日、

私は門限を破った。

 

 

その日は私に向かって

クリスタル製の灰皿まで飛んできた。

 

 

門限だのしつけだのと、

社会的なルールや規範的なことを

えらそうに私に言う養父に対して、

 

年頃になればなるほど

嫌悪感と反抗心しか持てなかった。

 

 

 

灰皿を投げ付けられた瞬間、

自分の中で爆発してしまった感情に、

いよいよ母親の前で、

これまでの性的虐待のことを

養父に対して突き付けてしまった。

 

 

 

 

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自分がしてきたことを

認めるでもなく、

詫びたりするようなことも一切なく、

 

養父は結局この日、

荷物をまとめて家を出ていった。

 

 

 

お前の顔も見たくないんだよ!

 

死んでくれって思ってんだよ!!

 

 

これは、

決して言葉には出せなかったけど、

私の本音だった。

 

ずっと思ってたことだった。

 

 

だから、

養父が家から出ていってくれて、

私は心底嬉しかった。

 

これで、家の中を安心して歩ける、

 

もうそれだけで、

充分だと思うくらいだった。

 

 

その後、出ていった養父を

追いかけて行った母が

家に戻って来ても、

 

泣きじゃくっている私に

母は声を掛けてくれることは

なかったけど、

 

何があったのか、

聞いてくれたわけでもないし、

 

謝ってくれたわけでもないけど

 

それでも、家の中に

鬼畜がいなくなっただけで、

それだけでもその時は

もう充分だった。

 

 

 

家の中を躊躇なく

歩くことができる・・・

 

 

 

この安心感は、物心ついてから、

初めて味わう感覚だった。

 

 

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それなのに・・・

 

それから3日後、

母が養父を連れて帰ってきた。

 

また家の中に鬼畜が現れた。

 

不安から解放された生活は

3日で終わってしまった。

 

私の味方は世の中に誰もいないと

確信した瞬間でもあった。

 

 

 

 

 

結局この後4年間、

この養父が浮気をして

母と離婚するまで

偽善の家族の生活は続いたが、

 

この一件以来、目に見えるような

虐待は収まっていた。

 

 

というか、私がほとんど

養父にそれまで以上に

近づかなくなったから

という理由も大きい。

 

養父もそんな私を

家の中で追い掛け回さなくなった。

 

 

言葉でのパワハラは続いたけど、

私はもう相手にしなかった。

というより、

心が完全に氷になってしまっていた。

 

 

 

 

 

 

逃げ場がないという小さな家の中に

鬼畜が住んでいるのに、

耐えるしかないという、

 

恐ろしい毎日。

 

自分の価値だの、

人を信じるだの、

幸せだの、楽しいだの、

 

きれいごと過ぎて、

心に響くことなんて

ある訳がない日々を

ただやり過ごすしかない。

 

 

 

こんなふうに、

今現在も苦しんでいる人が

世の中にはいたるところに

いることを、より多くの人に

知って欲しい・・・

 

他人事とは思わず、

自分のすぐ隣で起こっている可能性が

あることだけでも知っていて欲しい。

 

 

 

こんなに苦しい日常や現状を

自分で変える勇気もなければ、

感情を麻痺させて

その必要性も感じないように

なっている人がもしかしたら

自分の近くにいる可能性を

知ってほしい。

 

もしも

自分の周囲にそんな苦しみを

抱えている人を見つけたら、

まずはそこから逃げることを

すすめてあげてほしい。

 

もしできることなら、

社会的な逃げ場を

一緒に探してあげてほしい。

 

 

 

 

私はこの平和で豊かな日本の

性的な犯罪に対する刑罰が

もっともっと重くなることを

ずっと願っている。

 

性犯罪の被害者が守られ、

人権や心、

生活が脅かされることのない

世の中にならなければ、

こういった犯罪の被害者が

声を上げることができる

世の中にはならないと

強く感じている。

 

私にできることは限られているけれど、

この世の中が変わるための協力は

惜しまない。

 

性的虐待は

『魂の殺人』

だと私は思う。

 

 

水 波紋2

 

 

 

今日も、

最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。

 

 

全ては在るがまま、

 

あなたの存在も

在るがまま。

 

それだけで、

オールOK!!!

 

今日もたくさんの愛が

あなたの上にあふれています。

 

 

 

明日は・・・

ちょっと話題を変えてみます。


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