10-10 自分のために親を肯定する

    

    

    

ごきげんよう(‘◇’)ゞ

   

   

   

魂のメンター、えりこです(*^^*)

   

   

   

私にとって親は、

長年、敵みたいなものでした。

   

   

   

実の父親は酒乱、

1人目の養父は性的虐待の加害者、

2人目の養父は、命にかかわるほどの

DVをする人、

母親は子供のまま大人になったような人。

   

   

   

自分の周囲に

本当の味方と感じる大人が誰1人いなかった中で

育ってきた結果、

自分の価値が地表より低いと感じる

大人になってしまった私でしたが、

   

   

   

今は父親、養父、母親とそれぞれに対して、

感謝の思いでいます。

   

   

   

正直、2人の養父には

生きている間、

2度と会いたくはありません。

   

   

   

でも、

私の人生劇場に出演してくれた

大きな役回りの出演者として

大事な人であったことは間違いないと

思っています。

   

   

    

そして子供のまま大人になったような

母親に対しては、

数年前に、

自分が、大嫌いなはずの母親のことが実は

どれだけ好きなのかに気付いてから、

年々、その好きという思いが

大きくなる気がしています。

  

  

   

3年前、北海道から東京へ住まいを変え、

母との実質的な距離はとても近くなったのに、

コロナ禍になってから、

まったく会うことが叶わなくなっているので、

これまでよりも割りと頻繁に

電話を掛けるようになっていますね。

   

   

   

母ももう若くはなく、

持病を持っている事情もあって、

「もしコロナに罹ってしまったら、

恐らく助からないと思う」という話も

母がよく口にしていますが、

   

   

   

先日、去年と一昨年の検診で

大腸がんの疑いがあると言われていたと

初めて母に聞かされ、

「えっ?

そんなの聞いてないよ」と

正直結構、驚いてしまいました(;・∀・)

    

     

     

持病持ちの母に、

これはいいんじゃないかと思われるものを

買って送ってあげたり、

それによって体調が良くなったと聞いては

ほんのちょっと安心したりと、

過去の母との関係性や、

自分が母に対して積年持っていた思いなどが、

何だかマボロシのように思えることも

今はあります。

    

    

     

両親が存在しなければ、

私は間違いなくこの世に生まれてきていないし、

かなり歪んだ愛情関係の中で育ったことも、

その経験が今の私を作ってくれているし、

    

    

    

何より私は母がこの世からいなくなる前に、

自分がどれだけ母を愛しているかに

気付けて良かったと心底思っています。

    

    

     

自分という人間の基礎の部分として、

親との関係や、親への思いを

しっかり見つめてみることは

とても大事ですね。

   

   

    

許せない親、憎い親、

思い出したくもない親、

毒親などもいますし、

実の親を知らないという人もいると思いますが、

どんな親を持っても

自分の人生にとっては

とても重要な登場人物です。

   

   

   

そこは否定せず、

大事な自分のために、

親の存在を肯定して欲しいなと思います。

   

   

   

嫌いなものを

無理に好きになれと言っているのでは

ありません。

  

  

   

ただただ、

かけがえのない自分という存在のために

親という生き物を肯定するだけで充分です。

   

    

    

親を嫌いだという人ほど

ぜひ、やってみて下さいね。